バカラ賭博の借金 30 億円で辞職した狛江市長

バカラ賭博の借金 30 億円で辞職した狛江市長

辞職願提出

1996/6/13 付の毎日新聞より。

債務保証重なり
辞職願を提出
狛江市長

東京都狛江市の石井 三雄市長 (65) が 12 日、高木 光市議会議長あてに辞職願を提出した。
石井市長は同日夕会見し、「借金の連帯保証人を引き受けた会社が倒産、債務などで公務を全うする自信がなくなった」と説明した。
議会で辞職が承認されれば、7 月 7 日に予定されている市長選まで市長不在の異常事態になる。

毎日新聞 1996/6/13

前狛江市長、失跡

1996/6/23 付の毎日新聞より。

狛江前市長消える
自宅に「債権者」居座る

東京都狛江市の石井 三雄前市長 (65) が、巨額債務を理由に辞表を提出した翌日の 13 日から姿を消している。
丸 10 日になる 22 日、市は土曜にもかかわらず、企画財政部長が出勤し、不測の事態に備えた。
石井氏の自宅には「債権者」などと称する男たちが居座り、付近の住民はこわごわ見守っている。

毎日新聞 1996/6/23

バカラ賭博発覚

1996/6/26 付の毎日新聞より。

行方不明の前狛江市長
韓国カジノ通い十数年
バカラで借金 30 億円

任期満了直前に辞任、行方が分からなくなった東京都狛江市の石井 三雄・前市長 (65) が、韓国のカジノでバカラとばくを行うなどし、負債額について「30 億円以上になる」と市議に語っていたことが 25 日、分かった。
カジノに通い始めたのは十数年前からで、今年も 4, 5 月だけで 3 回計 11 日間、韓国に入国している。
前市長はとばく絡みなどで負債が膨らんで支払えなくなり、失跡したとの見方が強まっている。

毎日新聞 1996/6/26

所有地差し押さえ

1996/6/27 付の毎日新聞より。

前狛江市長所有地の一部
市が差し押さえ

辞任後の 13 日から行方が分からなくなっている石井 三雄・前東京都狛江市長 (65) が所有する土地の一部について、市は 27 日までに先制的な差し押さえをした。
今後予想される住民税と固定資産税の「滞納」が根拠。
辞任の理由が「多額の負債」だっただけに、取りっぱぐれをなくすために市側も積極的に”債権者”に名乗り出た形だ。

毎日新聞 1996/6/27

羽田空港で目撃

1996/7/7 付の毎日新聞より。

「よう」
失跡の前狛江市長
羽田空港で知人に声かける
「暴力団に追いかけられている」再びドロン

多額の借金を理由に突然辞任し、翌 6 月 13 日から行方が分からなくなっていた東京都狛江市の石井三雄前市長 (65) が、失跡から 24 日目の 6 日、知人に羽田空港にいたところを目撃されたことが分かった。
債権者とみられる暴力団関係者に見張られている様子だったという。
失跡以来、石井前市長の安否が確認されたのは初めて。

毎日新聞 1996/7/7

前狛江市長、出家

1996/7/14 付の毎日新聞より。

失跡前狛江市長「負債は 30 億円」
カジノで十数億円
僧服姿「市民におわび」

突然辞職し 1 カ月にわたり所在不明になっていた東京都狛江市の石井三雄前市長 (65) が 13 日までに、中部地方の滞在先で毎日新聞など一部のマスコミの取材に応じ、韓国のカジノで作った十数億円の借金を含め、負債総額が 30 億円に上ることを明らかにした。
辞職の記者会見では債務保証した借金が 3 億〜 4 億円と説明していたが、 実際は「賭場で借金したものは利息がついて膨れ上がっているだろう」と、韓国のカジノとばくなどで借金がさらに巨額に上ることを認めた。
姿をくらましたのは、暴力団関係者が執ように返済を求め身の危険を感じたためと釈明した。

毎日新聞 1996/7/14